札幌市のグループホーム、老人ホーム、介護施設、特別養護老人ホーム探しはどさんこケア

札幌グループホーム・老人ホーム・介護付き紹介センター

どさんこケアの村木です。

施設紹介業者が何を言っているんだい、と

思われるかもしれませんが…

お盆前、久しぶりに旭川に住んでいる祖母の家に行ってきました。

ありがたいことに、

うちの祖母は84歳でいまだに一人、一軒家で暮らしています。

毎週水曜日はボケ防止のため友達と麻雀して、

夏は庭にインゲン、トマト、ピーマン、ナスなどなど

たっくさんの野菜を育てて今年も大豊作。

お家に遊びに行くと毎回山のように大量の食べ物が出てきて、

パーンッとお腹がはち切れんばかり食べさせられます。

頭が固いというか、少々差別的発言も多くて、

従弟のお嫁さんが年上と知ったら結婚に大反対してひと悶着あったり、

私の姉が外国人と結婚することになった時も

『あんった、そんな目の青い人と結婚するなんてばあちゃんやだわ。

子供産んだら旦那置いてサッサと日本に帰ってきなさい。』って言ったり、

私の仕事の話をしたら、

『こじちゃん（こず）、なんであんったそんな仕事に就いたの？

事務のお仕事に就いたらいいでしょ。』と言い放ったり。

口は達者ですが誰よりも家族思いで、

毎日仏さんに子供・孫・ひ孫の健康を手を合わせてお祈りしてくれ

ただひたすらに、

家族に迷惑が掛からないようにと健康管理を事欠かない。

そんな祖母が私は大好きです。

いつも元気な祖母ですが、去年自宅で脱水のため救急車で運ばれました。

幸い大事には至らなく今はピンピンしていますが

その時は、まさかうちのばあちゃんが倒れるなんて…とショックでした。

そんなことがあったものだから、ごくたまに弱気な発言をします。

ぽつりと、『ばあちゃんはね、家でぽっくり逝きたいのよ。』なんて言う。

その時は軽く受け流してしまった阿呆な私は

だけど帰りの電車の中で、

”そうか、もしばあちゃんが施設に入ったら

ばあちゃんのあの家なくなっちゃうのか”って思ったら

猛烈に悲しくなりました。

毎年親戚一同が集って大晦日やお盆を迎えた祖母の家。

祖母が村木家に嫁いでから建てられた家は

故・祖父や祖母たちが大切に大切に手直しながら住み続け

築50年以上とは思えないほど、今でもきれいな状態で保たれています。

”そりゃそうだよね、50年以上守ってきた家から離れたくないよね。

私だってあの家がなくなったら寂しいもんなあ。

できることなら家でぽっくり逝ってほしい。

でももしも、どうしても、どうやっても、

家にはいられない何かしらの事情があって

施設という選択肢が一番ばあちゃんにとって良いことであれば

その時は

新しい住まいを一生懸命探そう。

ばあちゃんが楽しく暮らせるようなところを見つけよう。

そしてどうせ施設を探すのなら、

悲しい気持ちが吹き飛ぶくらい

明るい気持ちになってもらえるように

とびきり元気に楽しく一生懸命探そう。

そうだそうだ、そうしよう。”

と思ったら、

少し明るい気持ちになれました。

この世界に飛び込んで1年経ちました。

右も左も何もわからない状態で

たくさんの方に助けていただきながら

なんとか1日1日を過ごさせてもらい

気づいたら1年経っていました。

今でも相変わらず分からないことだらけで

今日もまた、たくさんの方に救われ1日が終わりました。

この1年で、本当にいろんなお客様との出会いがありましたが

自ら進んで施設に入りたい！って人はほぼいませんでした。

できればみなさん、慣れ親しんだ場所から離れたくない。

もし自分の祖母が、親が、自分が同じ状況だったら、、と想像したら

やっぱり施設には入りたくないって思っちゃいます。

だから私も本当は、施設を紹介するのは本望ではないんです。

ただ、何かしらの理由でどうしても

施設を探さなければならない状況の方を

その時は、私たち一生懸命お手伝いさせて頂いています。

探すからには、できるだけその方がその方らしく

笑顔で過ごせるような施設さんを見つけられるように！

そして、気が沈みがちな施設探しですが

だからこそ！少しでも笑ってもらえるように、

明るく楽しくお手伝いしたいなと思ってます。

偉そうなことを言ってますが、

家族さんと、う～ん、う～ん、、と

額付き合わせて悩む日も多々あり、いや大いにあり。

まだまだ未熟な私ですが

お客様の笑顔の瞬間を増やせるように！

どさんこさんにお願いして良かったと思っていただけるように！

明日は今日よりも成長できているように頑張ろう。

なんだか独りよがりの日記みたい。頑張ろう。